公開:2025年6月2日

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統合されたDevSecOpsプラットフォームへの移行を組織が進めている理由

各種ツールの統合、セキュリティの強化、AIの活用を通じてソフトウェア開発の効率化を実現する、GitLabの包括的な統合DevSecOpsプラットフォームについてご紹介します。

今日の最新のソフトウェア開発を取り巻く環境では、多くの組織がクラウドに移行し、DevSecOpsプロセスの導入を進めています。しかしながら、このような移行プロセスには、最新の開発方法に合わせて設計されていないツールやレガシーシステムの増加という大きな課題が伴います。そのため、組織はタスク管理、CI/CD、セキュリティ、モニタリングなど、さまざまな用途のツール向けのインテグレーションを作成して、これらのシステムをDevSecOpsに適応させる必要があります。結果として、複雑な運用プロセス、高い保守コスト、開発チームと運用チーム間のコラボレーションへの悪影響といった新たな問題が生じます。さらに、デベロッパーは、計画から本番環境へのデプロイまでの1つの開発フローを完了するために、常に複数のツール間を切り替える必要があり、不満を抱えることになります。

DevSecOpsプロセスに複数のツールを統合する難しさと、その際に生じる運用コスト

DevSecOpsプロセスに複数のツールを統合するのがどれほど難しいか



幸いなことに、これには解決策があります。ソフトウェア開発に対する統一されたアプローチを提供する包括的なDevSecOpsプラットフォームです。

このようなプラットフォームは、クラウドベースおよびDevSecOps環境で運用を行う組織向けに構築されており、コード管理、CI/CDプロセス、タスク管理、セキュリティからAI主導の自動化まで、すべてのソフトウェア開発ステージを単一プラットフォームに統合します。すべてのソフトウェア開発ワークフローを統一されたインターフェイスに一元化できるため、開発チームと運用チームの作業やコミュニケーションが効率化され、運用面の複雑さや混乱を最小限に抑えられます。

さらに、デベロッパーエクスペリエンスも大幅に向上します。エンジニアは最新の開発ニーズに特化して設計された製品で作業することになるため、満足度が高まります。

以降のセクションでは、プロジェクトやタスクの管理、セキュリティやコンプライアンスの確保、AI搭載の開発ツールの導入など、チームがよく直面する課題を解決するためにGitLabがどのように役立つかをご紹介します。GitLabなら、単一の統合プラットフォーム内ですべてを行えます。

統合されたアジャイルプロジェクト管理

GitLabでは、CI/CDなどソフトウェア開発ライフサイクルの全ステージにわたって、プロジェクトとタスクの管理が完全に統合されている包括的なソリューションが提供されているため、リアルタイムで開発の進捗状況を追跡できます。イシューとエピックは自動化プロセスに直接紐づけられるため、計画から本番環境へのデプロイまでのシームレスなフローが実現されます。このアプローチにより、チーム間の透明性が高まり、遅延の発生が減り、すべてのステークホルダーがリアルタイムで開発状況を明確に把握できるようになります。

イシューとエピックは自動化プロセスに直接紐づけられるため、計画から本番環境へのデプロイまでのシームレスなフローが実現されます。

ビルトインのセキュリティ

GitLabでは、包括的なセキュリティ機能を統合すること(セキュリティを最優先)を非常に重視しています。GitLabプラットフォームには、以下を含むさまざまな自動セキュリティスキャナーが組み込まれています。

さまざまな開発ステージでCI/CDプロセスに統合されているセキュリティスキャン機能

さまざまな開発ステージでCI/CDプロセスに統合されているセキュリティスキャン機能



これらのセキュリティチェックは、CI/CDパイプラインを含むソフトウェア開発ライフサイクルの全ステージに直接組み込まれており、開発サイクルの早い段階で潜在的なセキュリティ上の問題についてデベロッパーに即座にフィードバックを提供します。

コンプライアンスと規制要件

効率性や優れたユーザーエクスペリエンスの確保に加え、多くの組織(特に金融機関や大企業など規制の厳しい業界の組織)は、厳格なセキュリティおよびコンプライアンス基準にプロセスが準拠していることを確認する必要があります。こういった組織では、特定のコードブランチ(mainブランチや保護ブランチなど)でCI/CDパイプラインが実行されるたびにセキュリティスキャナーが実行されるようにしたり、mainブランチにコードをマージする前に特定の承認を必須としたりするなど、さまざまなプロジェクトにポリシーを適用する機能が必要です。

GitLabでは、コンプライアンスフレームワークという機能があるため、このようなポリシーを簡単に適用できます。構造化されたポリシーを定義し、特定のプロジェクトに対して適用できる機能です。これにより、シームレスで効率的なデベロッパーワークフローを維持しつつ、規制やセキュリティ要件へのコンプライアンスを自動的に実現できます。

AI搭載の開発支援

GitLab Duoは、すべての開発ステージにわたってAI主導のアシスタンスを提供します。そのため、いちいち外部ツールに切り替える必要性がなくなります。すべてのリクエストは、プロジェクトとコードベース全体のコンテキストを把握したAI搭載機能によって処理されるため、より効率的かつスマートに作業を進められます。

例を挙げると、AIは以下のようなタスクを実行できます。

  • タスクの説明の自動生成
  • イシューディスカッションのスマートな要約によるデベロッパーの貴重な時間の節約
  • 高度なコードレビュー機能
  • コードの改善および最適化の提案
  • 自動テスト生成
  • セキュリティの脆弱性の検出と修正
  • 失敗したCIパイプラインの根本原因分析によるトラブルシューティング
  • プライバシーとデータセキュリティ

公共機関や金融機関を始めとする規制の厳しい組織のニーズを理解しているGitLabは、セキュアな環境でAIモデルを実行できるよう独自のソリューションを提供しています。GitLab Duoセルフホストモデルを採用すると、各組織はデータプライバシー、セキュリティ、および大規模言語モデル(LLM)の独自インフラへのデプロイを完全に制御しつつ、以下を実現できます。

  • データプライバシーの保護
  • 規制要件へのコンプライアンス
  • 最高レベルのセキュリティ
  • 外部ネットワークの利用やリスクなしでAIのメリットを活用

まとめ

組織がプロセスの効率化、セキュリティの強化、イノベーションの加速を実現するためには、包括的なDevSecOpsプラットフォームが必要です。ビルトインのセキュリティ機能とAI搭載の自動化を備え、開発、セキュリティ、運用に不可欠なすべてのツールが統合された単一アプリケーションであるGitLabなら、まさにそれらを実現できます。

実際にGitLabがどのように動作するかをご覧になりたい方は、ぜひ以下のインタラクティブなデモをチェックしてみてください。

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